書と鳳笙
100年先にも咲いていて欲しい桜「花咲寄進」への奉納に際し、いま生かされている生命の「希」なることへの感謝と、時空を超え繋がり耀く明日への「望」を精進し、氷室神社様にご縁いただいた鳳笙奏者井原季子と書家桃蹊とが共鳴し音霊と言霊をもって「花咲き給へ」と祈り奉ります。
鳳笙奏者
高野山真言密教の守護である丹生都比売神社にて巫女舞の修練中、笙と出会う。
豊英秋氏、東康弘氏に師事。日本の伝統文化と精神性、そして世界に根ざした普遍性を探求しながら宇宙の根源となる光と音の表現を目指すべく日々研鑽を重ねつつ、国内外・神社仏閣での奉納演奏をはじめ、様々なアーティストとの合奏を行う。
井原季子
禅の教えから、墨の濃淡に生と死を重ね、生きている墨の面白さを心象の景色、言葉の「美」をもって伝えようと奈良の地で「墨あそび」を実践している。神社仏閣での奉納揮毫やギャラリーでの個展、ワークショップへの招致、また
文部科学省「児童生徒のコミュニケーション能力の育成に資する芸術表現体験」の派遣作家として活動。
桃蹊
五蓮座
野原レンゲ(ぬいぐるみ)
堀川宏幸(物語と写真)
Satoko (歌と音楽)
倉橋みどり(作詞)
豊島由香(語り)
今岡直人(映像)
桃蹊(題字)
「五蓮座」は、さまざまな分野のアーティストが集まり、ぬいぐるみ絵本を映像と音楽と語りで表現するパフォーマンスグループです。
今回の演目は、桜の一生を描いた物語「とことわの桜」。長い眠りから目覚め、種から芽を出した桜の弥生姫。太陽の恵みを受け、ぐんぐん枝を伸ばします。やがて、蕾が膨らみ、満開の美しい花を咲かせることができました。そんな弥生姫を見ることを、生き物たちは毎年楽しみにするのでした。しかし、月日は流れ、弥生姫は老いを迎えます…。
石川 重元(いしかわ じゅうげん)
真言律宗 海龍王寺 住職
1966年生まれ。
1989年、種智院大学を卒業し、1990年まで京都 仁和寺において修行。
1991年より海龍王寺 住職を拝命。
2003年、平城遷都1300年記念事業協会評議員を拝命、現在に至る。
イラストレーターみうらじゅんさんから「イケ住」の称号をいただく。
「仏教を、面白く、わかりやすく伝えたい」
新口 絢子
奈良生まれ・奈良育ち
保山 耕一
映像作家
フリーランステレビカメラマン
野原レンゲ
ぬいぐるみ作家
東京の朝日新聞社広告局にて編集者として勤務した後、中国に渡り、商品企画の世界に転向。バッグやぬいぐるみなどのデザイン、工場管理の仕事によって、雑貨の製造販売に携わる。約13年の海外生活に終止符を打ち、2013年4月奈良に帰省。ぬいぐるみ作家として活動を開始する。仏像をテーマにオリジナルのぬいぐるみを作成。ストーリーを考えながら、奈良の原風景に溶け込ませるように、ぬいぐるみの撮影をして作品を完成。写真を使ったぬいぐるみ絵本を制作している。
堀川宏幸
フォトアーティスト
京都市立芸術大学美術学部油画科卒業。
「卒業制作買上賞」「日本の自然を描く展 佳作賞」受賞。
「日動画廊 昭和会展」招待出品。
「東京セントラル油絵大賞展」「山総美術登竜会展」
「YAMAHAセロー発売25周年記念 セローと風景写真コンテスト」 2点入選。
2014年、フォトアーティストとして作品制作を開始する。
Satoko
ソングライター/ボサノバシンガー
2005年、白血病と子宮頚癌を発症。死に直面するもオリジナル曲「宮古の風」が生まれ、歌うことに希望を見い出したことで奇跡的な回復を遂げる。
2013年、がんを語り合える場として参加型ワークショップコンサート「カフェ・フェリシダージ」を主宰。参加型ワークショップコンサートを、宮古島をはじめとして全国で展開。長期入院のこども病棟で演奏をする「スマイリングホスピタルジャパン」アーティストとしても活動中。
2015年、社会問題に取り組む一人の市民として辻陽明著「新市民伝・NPOを担う人々」に活動が紹介される。
沖縄から北海道まで全国で積極的にライブ公演を行ない、3rdアルバム 「Flower of Life~生命の花」がバンドワゴンレーベルより発売中。
ブラジルの巨匠ギタリスト・ジョアンリラ来日公演(2014~2015年)にピアニストとして参加。
倉橋みどり
俳人
19歳で俳句と出会い、「月刊ヘップパーン」「七曜」を経て、現在「晨」同人。俳人協会幹事。NHK文化センター梅田校、谷崎潤一郎記念館、ならまちのギャルリ・サンクなどで俳句の指導も行う。
著書に『北を見るひと~橋本多佳子論』(角川学芸出版)。
編集者・ライターでもあり、武庫川女子大学非常勤講師、奈良市入江泰吉旧居で事業コーディネーターをつとめている。
豊島由香
俳優
大阪府堺市在住。関西大学演劇サークルの展覧劇場、卒業後は劇団「TARZAN GROUP」を経て、現在はフリーとして演劇や朗読の活動をしている。
近年の出演作に『入江泰吉の心を語る 〜奈良の光と風と影〜』朗読劇「みつめればそこに」(作・演出 小栗一紅)がある。
今岡直人
ビデオディレクター
大阪写真専門学校、放送映画学科 音響芸術科卒業。その後、家電メーカー勤務。2015年映像の世界に戻る。2頭の愛犬とともにセラピー活動などドッグライフを楽しんでいる。
桃蹊
墨あそび人
五蓮座作品の題字及び書を描いている。
新居 達也
1985年生まれ
高校の時に演劇部に入部をきっかけに演劇を始める。
脚本、演出、俳優として奈良を拠点に活動を続け自身の創作の傍ら、演劇イベント「ナ・LIVE」の運営に携わったり。
商店街の地域活性化イベント「ショウテンガイエイト」では脚本演出を担当。
すみ かおり
音楽療法士(ミュージックセラピスト)
障がい者福祉事業所、高齢者向け施設、精神保健分野などで活動。
命の現場で言葉で表せない心の声と向き合い、音楽リハビリテーションや療育を行っている。
「こころとからだの健康」をモットーに一般向け大人の音楽教室を運営。
甲陽音楽学院ジャズボーカル科 卒業。
音楽はあらゆる人が楽しめる自由な世界。音楽の力で人の輪をつなげたい。
岡本 彰夫
神主
昭和29年奈良県生まれ
昭和52年國學院大学文学部神道学科卒業後、春日大社に奉職。平成13年より平成27年まで春日大社権宮司。
在任中には恒例御神楽、式年遷宮諸神事、おんまつり等の旧儀再興、神饌や廃絶神楽の復興を成し遂げる。
現在、奈良県立大学客員教授
著書に「大和古物散策」「大和古物漫遊」「大和古物拾遺」(ぺりかん社)「神様にほめられる生き方」「神様が持たせてくれた弁当箱」(幻冬舎)「大和のたからもの」(淡交社)
今回の花咲寄進では、朗読奉納での祈願文を新たに書き奉じる。
渡邉佑惟架
( Yuika Watanabe )
Reading Performer
ライトフロウズ和英塾講師
関西学院大学文学部史学科卒 貿易商社を経て学習塾勤務、英語・国語指導と人財育成にあたる。その傍ら色彩セラピスト資格取得、カラーリストとしてイベント等でトークセッションを始める。
言葉と色彩の共感覚を生かした朗読に定評あり奈良ホテル聖ラファエル教会・ホテル ラスイート神戸等に出演の他コンサートホール広報としても活動中。
氷置 晋 (ひおき しん)
1989年5月9日生まれ。
奈良市出身のシンガーソングライター・ピアニスト。奈良市観光大使。
幼稚園から高校まで奈良女子大学附属。同志社大学中退。
NPO法人「SESSION with EARTH」理事。
10歳でバレエと出会い、バレエ漬けの中学時代を過ごす。海外のコンクールでも入賞を果たした。
高校時代、軽音部をきっかけに音楽活動を開始。2006年、NHKのど自慢奈良大会でチャンピオンに。
2011年、東日本大震災に際して、震災翌日から1か月間の路上ライブを行い、義援金200万円を集め話題となる。奈良もちいどのセンター街で行われたチャリティイベントでは中西圭三氏と共演。
大阪・東京で飲食店の専属演奏家としてのプロ活動を経て、2016年春、生まれ故郷の奈良市に再び活動の拠点を移す。個人音楽事務所「奈良ミュージックデザイン」を設立、地域に根ざした活動を多岐にわたって行っている。
2016年10月、奈良もちいどのセンター街のテーマソングを収録の1stシングル「変わらないで / いにしえの風」をリリース。きらっ都・奈良にて新作発表会を行い、各種メディアに取り上げられた。
2017年4月2日、なら100年会館にて「氷置晋 Spring Concert 2017」を開催。
田村 賢一
音楽家 | チェロ奏者 / 指揮者 / 作・編曲家
大阪教育大学教養学科芸術専攻音楽コース卒業。 クラシックをはじめ、ポピュラー、シャンソン、タンゴ、ボサノバなどをこなすマルチプレーヤーとして、ライブハウス、コンサートなどで精力的に活躍している。 指揮者やトレーナーとしてこれまでに、育児ブラス「たんぽぽ団」、文理OB オーケストラ、箕面コンセルト室内合奏団、南大阪管弦楽団、千里フィルハーモニア・大阪、などの指導に携わって来た。 2010年の富田林「すばる第九シンフォニー」演奏会では南大阪管弦楽団を指揮し、新鮮な解釈に高い評価を博した。 また作曲・編曲にも独自の世界を拓き、幅広いジャンルのコンサートやレコーディングなどで活躍している。
タンゴバンド《Plaza de Fuente》 ---(1st. Album「Verdescuroando」2009 年2/20発売)、立花礼子弦楽四重奏団、人形劇団京芸『火曜日のごちそうはひきがえる』(350回以上のロングラン公演中)や、『プッペン*ムジーク』~人形と音楽のステキなアンサンブル~(2012年1月初演)のサウンドトラック の作曲・演奏などで活躍。
甲陽音楽学院卒業後、作曲家として活動開始。 やがて中国の民族楽器である「ニ胡」と出会い、その音色に心惹かれニ胡を学ぶ。 現在は作曲家としてTVCM、ラジオ番組のジングル、企業または店舗のイメージソング、アーティストへの楽曲提供などを行っている。 またニ胡奏者としてライブ演奏やイベントでの演奏、ブライダルなど全国各地で活動中。 自らのアルバム制作も含め、その他アーティストやコンピレーションアルバムへの楽曲提供などレコーディング活動にも積極的に参加。 講師として、ニ胡、音楽理論、作曲技法を関西各地の教室や専門学校にて 後進の指導にあたる。
2009年11月、鎌倉市市制施行70周年記念事業で全国公募された 「鎌倉市愛唱歌」の作曲部門にて入賞。
木塲 孝志 (こばたかし)
野上朝生 (のがみともお)
作曲やアレンジ、ピアノ・キーボードなどのサポート、アーティストへの楽曲提供、舞台の音楽、など活動は多岐にわたる。
数年前からソロプロジェクト「ウワノソラーズ」を始め、歌モノやインストなど幅広い音楽で、音楽の面白さ、素晴らしさを伝えられるよう活動している。最近はジブリのジャズアレンジアルバム「ジブリジャズ/All That Jazz」などがシリーズで累計10万枚におよぶ好評をえ、各地でライブ活動を行う。
今後はジブリのみならず、童謡・唱歌なども織り交ぜたアレンジライブなどを積極的に行う予定。 昨年、関西に移住。これを機に関東との橋渡しや自分にしかできないことを模索。 輪を広げていきたい。
大阪教育大学をフルートで卒業、同大学研究科を作曲で修了。
第19回京都フランス音楽アカデミーにてフィリップ・ピエルロ氏のマスタークラス修了。
フルート奏者として音楽市消防音楽隊に11年従事して現在島村楽器奈良店フルート科・ソルフェージュ科講師、ユウベリイプランニング音楽教室フルート科講師、学園前フルートアンサンブル「風雅」講師、学園前南フルート・クラリネット教室主宰。
吹奏楽・オーケストラ指導。
イベント、コンサート、パーティー、ブライダル演奏、及びシリーズコンサートのプロデュースを複数担当。